2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

お嬢さん、その焼き芋はクローンですよ

◆「気持ち悪い」7割批判的 クローン食品に市民意見 内閣府、調査会で再審議へクローン食品を安全と結論づけた内閣府の食品安全委員会に、1カ月で172件の意見が一般から寄せられ、そのうち7割程度が「気持ち悪い」など批判的意見だったことが26日分か…

I strongly condemn their reckless action.

普段ポジティブな大統領の発言ばかりを捉えているから、批判的な言論というものはどのように表現をしているのか、今回のスズメバチ国の強請行為に対するオバマ発言(緊急記者会見)の中から学んでみることとする。 http://www.whitehouse.gov/the_press_offi…

皇居にツチノコはいない

皇居に棲息する生物種については、いつぞや少しばかり論じたことがあるが(4月9日付け「今日もご飯を有り難く戴けるということ」を参照のこと)、第2回目の大規模調査を実施するとの報道から、期せずして、第1回目の論文を眼にすることが出来た。ありが…

単視眼構造というかつてのわたくしの指摘は誤りであったか

脳梗塞だとか脳軟化症だとか(言ってもいないが)、余りに単視眼思考のコラムニスト(論者)の存在に呆れ、愛想を尽かし、少々厳しめの言い方を以前にしたのであったが(3月19日付け「誉め称しているのは誰」、4月3日「蓼食う人々」参照のこと)、、、国…

精神の異常と正常のはざま(DSM-Vに向けて)

2009年5月26日付LAタイムズ紙より。 http://www.latimes.com/news/nationworld/nation/la-sci-mental-disorder26-2009may26,0,3081443.story (仮訳) 精神衛生バイブルを書き直す精神科医たち『一般には「DSM」と呼ばれている精神疾患の診断用マニュアルに…

ベルカ、吠えないのか?

この記事を見て、思わず「ベルカ〜」のクライマックス場面を想像してしまった。記事に出てくる場所名からして何やら非情な雰囲気が漂うではないか。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090525-00000018-scn-cn 黒竜●省黒河市で5月20日に発表された「殺犬…

地獄拉麺苺ジャム大盛りのせ

同日付のA新聞では、件のノーベルコラムニストによる我が国経済対策(定額給付金等)に対するコメントを載せており、その内容に思わず失笑してしまったが、それは放っておくことにして(passing)、異なる頁にある定期欄の「論壇時評」の今回の内容は大変に…

Take Me out to the Ball Game

プロ野球も交流戦が始まり、従来の公式戦とはまた違う景色が見られると言うことは一ファンとして大変嬉しい限りである。各チームの応援にも結構な個性の色が見られ、選手毎に定まった応援歌を唄うスタイル、唄と言うよりも合いの手や気合いを注入するスタイ…

どうぶつだいすき

【1】 わたくしは、自らのことを「動物大好き」な性格であると正直なところ思っているのであるが、例えば、湾に迷い込んだ迷子鯨の話や、世界遺産観光地で増えすぎ餌やり禁止で弱ってしまった鹿の話などを耳にすると、即座に、「掴まえて食べてしまえばいい…

オバマ妊娠中絶について語る(後編)

難しいテーマをどのようにして語るか。 前半はシカゴ時代の自分の苦労話。中盤は哲学論。後半はノートルダム大に纏わる昔話。 日本で宗教の話というと、どうにも実感がわかないというのが正直な感想ではあるが、「小異を捨てて何とやら…」ということであれば…

高熱から醒めると、斜めに斜めにと考える思考回路は相変わらず元の儘であったわたくし

インフルエンザ擬(:もど)きのような高熱でいっとき床に伏せていた人間が口にするのも正直「何」ではあるのだが、今回の新型インフルエンザを巡る世間様の騒動(というか騒(:ざわ)めき)に対しては、現時点でわたくしは自分自身の中で2つの考察を纏め…

爬虫類の館

犯人さん、結構な二枚目はんではないどすか。 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090515-OYT1T00648.htm 「かばんにヘビが入った」と声をかけて財布を盗む何とも狡(:こす)い窃盗犯であるが、わたくしは、案に相違して、ヘビの類は大好きな質なの…

オバマ妊娠中絶について語る(前編)

オバマ大統領がカトリック系大学で講演を行い、保守系宗教色の強い観衆を前にして、中絶問題等について語った。彼岸の国では何かと票(議論)の割れる根の深いテーマなだけに、大きな話題にはなっている様子である。 http://news.nifty.com/cs/world/worldal…

下らぬサプリメントが不磨の大典にならないために

東洋医学というと中国のそれをすぐに連想してしまうが、インドにも「アーユルヴェーダ」という体系化された医学がある。 わたくしはそれを歴とした医学体系なんだろうと思っているのであるが、それが日本では、日本における医学の大系にきちんとオーソライズ…

チュウの選択日本の選択

米国エネルギー省(DOE)のHPを覗くと、スティーブン・チュウ長官の緊急経済関連対策のプレスリリースが掲載されている。彼岸の国でもキーワードはどうやら'wise spending'。 日本での国会論戦は一見激しそうにやられている割に何だか「実」のところで噛み合っ…

水澄む水に住むという

クラゲというのは実に美しい不思議な生物であるなと以前に感銘を覚えて(4月6日付け「バンデル星人はクラゲに非ず」を参照のこと)、それで連想するのであるが、深海というのは文字通り奥が深い。そこに住む生物も矢張り未知の世界にあると言える。 深海に…

自立と自律

中国という国は、相変わらず日本では起こりそうもない法外な事件があるから、読んでいる分には面白いというか…。 http://sankei.jp.msn.com/world/china/090129/chn0901291357002-n1.htm 腐った肉を1ヶ月もの間密かに学食として出されていたら、当の学生諸…

白い花黄色い花(蒲公英編)

いつもの道を朝歩いていたら、道端にシロバナタンポポが咲いていた。 北の方面の諸藩ではあまり見掛けることのないシロバナ種のタンポポを珍しげに見やりながら、そう言えば、修学旅行で初めて江戸方面へと上洛をした時に、シロバナタンポポを探し出すのを一…

記事から4題余話

<チョコで走るレーシングカー> チョコで走るレーシングカーというキャッチーな見出しは良いけれど、そしてまた、記事にあるように「性能で妥協しないグリーンなレーシングカーづくり」というコンセプトも凡そ否定しないけれど、この記事で示されている内容…

蜜月の終わりに

オバマ大統領就任100日における共同記者会見はどうやら全米TV放映がなされ、それはボリューム的にも相当程度大容量なものであったらしいが、今回は流石に「流しつつ」聞いてみる。『〜科学を語る』の作業で疲れた、というか、少々倦きた。 印象深い発言は…

ジャミラ発熱

夕べのことであるが、突然の高熱に襲われた。脇の下で測ったところ、38.5度。わたくしの平熱感覚からすれば、相当に高い体温域である。猫並みか。典型的な高熱作用であるところの全身の悪寒、筋肉痛、疲労、脱力感を伴って、大変に難儀な症状に陥った。 …

鉄塔武蔵野線

誰もに好かれるというわけでは必ずしもないものの、読者を選ぶ本を第一に挙げるとすれば、なんと言っても「鉄塔武蔵野線」(銀林みのる)である。 カルト中のカルト。はまった人はとことん好きになる本である。 粗筋は、小学5年生の美晴くんが部下のアキラ…

さよならディーバ

最後に彼の唄を生で聴いたのはいつだったろう。 2005年か2006年の年の暮。恒例のあっこちゃんのさとがえるコンサートのゲストとして彼は渋谷の舞台の上に登場した。 あれは、闘病による休養の直前であったかどうか。愛車盗難事件と相前後していた時期であっ…

Bグル(ラーメン編)

先日、中央線のとある有名駅前に所用で出掛けた。十何年かぶりにその町に降り立ったわけであるが、その町は、一軒一軒の店はほとんど覚えていないが、大きなビルを含めて街並みの様子は、ほとんど昔のままで迷うことはなかった。若者の活気に溢れる空気がそ…

ラヂオの時代

いかにも頑丈そうな新古品のポケットラヂオを購入した。 百円であった。 百円。 フリ●クよりも安い。 色褪せて古びたボール紙の化粧箱。 プラスチックにも少しばかりのシミが。 ラヂオにはMADE IN HONGKONGの印字がある。 今は彼の町も製造業…

帰ってきたThe Carson Curse

以前、魔除けも兼ねて書いた'The Carson Curse'に関して(4月7日付け「スタスキー&八兵衛」参照のこと)、世の中どれくらい呪われているのかしらねえなどと、つらつらネット検索をしていたら、こんな記事にぶつかった。 『明日は世界マラリア・デイ』と題…

あーちゃんが得意なのはシチュー

まるで銭湯のように、漫画の世界だけに少年漫画と少女漫画の線引きが厳然となされている理由が教育的指導に依るものなのかどうかよく分からないのではあるが、変な差別意識など持たずに垣根を払って、優れた作品を障害無く読める環境であれば良いと思う。 そ…

軽め軽めの本ばかり読んでいましたよ

最近の読書歴は量的にはそこそこ稼いでいたとは言え、メリハリがないと言えばまったくその通りのだらだら滂沱ら読書であった。 読んだ本を以下にリストアップしておく。 たまには星でもつけてみようか(3つ星制)。 ◆「二枚舌は極楽へ行く」(蒼井上鷹) 1…

オバマ大統領科学を語る(下)

表題の最終回。最後は、主に科学と教育について語っている。教育水準の低下に対するオバマの危機感には相当なものがあって、科学者は科学と教育の両方に軸足を置かなければならない義務があるという主張を彼はしている。こちらの国の象牙の塔の住人にとって…

オバマ大統領科学を語る(中)

オバマ自らの科学技術政策の中身を語る、のつづき。 今回は主にエネルギーや環境、医療問題を語る編。 科学を本来あるべき場所に戻すことへの言及も後段に少しばかりある。予算増額以外の話で拍手が2回ここで起きているということは、米国の科学者達も相当…