2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

Optimismとはどう違うのかについて考えている

オバマ大統領の演説に関するgooニュースを読んでいて、彼の主張する政策的な裏付けが大層新しく画期的なわけでもないのに、人々が彼の演説を概ね好意的に受け取るのはいったいどうしてなのだろうかということについて論じていた。興味深い視点である。 http:…

ワッツ・マイコ

その世界的著名ポップスターの急逝という衝撃的ニュースが世界中を駈け巡ったその時に、日本での街頭インタビューにおいて、明らかにわたくしよりも相当年齢が上の部類と覚しきおば様が「彼は私の青春そのものでした。」というコメントを手向けの言葉として…

「ご奉公」という言葉自体の意味が大変希薄になってきているこの御時世に

昔懐かしい矢野健太郎翁の算数・数学に纏わる随筆集を愉しく読んでいたところ、翁自身が大学院を志望する際の挿話に心弾かれた。 翁の相談を受けた当時の学舎の恩師がこういう趣旨を述べている。 「君は学部生の頃にさえ、世間の臑を囓って甘えてきたのだか…

定食屋小景

最近は定食屋も御洒落に気を遣うようになったのかどうか、がさつそうに見えるブルーカラーやむさ苦しい学生ばかりでなく(ごめんなさい)、若い女性客が主流を占めるようになってきている。門戸が広がるという意味で、歓迎すべき変化ではあるのだろう。 わた…

夜ピク(略語厳禁)

「夜のピクニック」ではないけれども、強行遠足のような行事を残す高校は未だにあるようではある。大学の頃に、歩行距離は様々であったが、そういう体験をしてきた同級生の多さを意外に思ったことがある。 わたくしの高校には幸か不幸かそういう習わしは一切…

若者=蚊

『十階のモスキート』という変てこな映画がかつてありましたが… http://www.j-cast.com/2009/05/20041482.html 足●区にある「区立北●浜公園」の広場に、2009年5月21日から「モスキート音」と呼ばれる高周波音を発射する装置が取り付けられる。名前通り、蚊の…

只今故障中

携帯電話が突然故障した。 買い換えてから、およそ1年あまり。思えば、その前の携帯電話も去年の今頃に突然故障したのだった。 今回と同じ、大変に蒸し暑いサウナのような夜であった。操作中に、画面の映像が段々と歪み始め、それから突然ぷつりと電源が消…

It's time for homework.

先般、「有意義な時間の使い方」(6月11日付け参照のこと)において、最後に提示したパズル問題についての解答を敢えて示さなかったのであるが、わたくし自身の頭の中できちんと整理され、理解されているかどうか怪しくなくもないので、やはりこの際、わ…

わたくしが何でも動物大好きだと思ったなら、それは大間違いなのよね

Y紙の人生相談欄には、時々興味深い内容の投書が掲載されている。 せんに、或る御夫人から、こういった相談が寄せられた。その内容というのが、そのご婦人は新婚当初のお熱も醒めてしまったのか、連れ合い殿の言動がいちいち鼻に付いて我慢がならない、と。…

私が犯人で探偵で被害者

「猫の舌に釘をうて」(都筑道夫)。今出版されている光文社のほうではなく、昔の講談社文庫版のほう。勿論USED。本屋で見つけ、何十年ぶりかで読んだ。何十年かぶりだと思う。家人が「本棚のどこかにある筈」だというが、ここ何年かで購入して読んだという…

五十五年体制創設の当事者は今はもうほとんどいないだろうが、その残雪は今でも有権者の中に営々と存続をしているということ

最近の不安定かつ流動的な政治情勢については、来るべき臨界点に向け、国内主要紙にとっては引きも切らぬネタを提供し続けてくれるという意味において、マスメディア業界関係者のみ大いに相好を崩しているものと推測される。 だいたいにおいて、情勢は混沌と…

桜桃忌

「生きていて済みません。」といったような人間はこの地球上に誰一人存在しないのだという当たり前の条理を踏まえつつ、では人間が起こす行動の社会的意義は?という問い掛けに対しては、それは千差万別様々であろうと答える。各々の人間の行為行動に基づき…

自分の子供に名前を付けるときは他人様に嗤われんようにせないかんよ

ふしだらに白状をすれば、やんちゃ盛りの青少年少女のやんちゃな行状に関する三面記事は、何故かほのぼのとしていて愉しい。決してお近づきにはなりたくない相手ではあるけれども、反省し更正され立派な大人の仲間入りを果たされんことをまずもって祈りたい…

エトランゼ

TV

わたくしがこれまでで最も好きなテレビ・ドラマといえば、NHKで1980年代に放映された『川の流れはバイオリンの音』である。 概説はwikiに詳しい。 川の流れはバイオリンの音(かわのながれはバイオリンのおと) は、NHKが制作した、音楽を題材としたテレ…

他山之石、可以攻玉

時節柄というか、風物詩というか、この時期になるとメディアへの露出回数の多くなるオカミの本山、経済財政諮問会議であるが、公開されている議事録を読んでいても、セレモニー化してしまっているのか、はたまた語るほどの知見を持たないのか、およそ議論に…

nature

<署名運動>「鴻●の空にコウノトリを」…壮大な計画スタート http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090602-00000025-maiall-soci 確かに壮大だ。壮大すぎて、本当に本気なのかどうか、よく分からなくなってくる。 何でもコウノトリとは由縁のある町らしく、…

便所虫

月に一度、地域の共同清掃作業(ユイ)がある。先日、その作業に駆り出され、汗をかきかき、歩道の雑草取りをしていたところ、同じく横で草むしり作業に精を出す御近所の若奥様同士のおしゃべりが聞こえてきた。Aさん:「きゃっ、虫。」 Bさん:「あら、ダ…

大阪の灯は遠かった

「フィーリングカップル5vs5」と言えば、なにがしかの共感(別の表現を借りれば、<胸騒ぎ>と言ってよかろうか)を持って迎える世代というものが確かにあって、それはおおむね2decadesの世代範囲に及ぼうものかと考えられる。当時は、文化祭や学園祭の出…

[政治]First Ladyのスピーチ(前編)

オバマ大統領の宗教大学での卒業式のスピーチが以前あったが(5月19日及び22日付け「オバマ妊娠中絶について語る(前後編)」参照のこと)、大統領夫人も卒業式でスピーチを行っている。どんなことを言っているのか、覗いて見ることとしよう。 ワシント…

First Ladyのスピーチ(後編)

オバマ大統領夫人による高校卒業式のスピーチ後編。訳がいつまでも終わらない。長い。向こうの人はよく喋る。日本のように形式的で空虚な言葉の羅列ではないから、聴いている側はそれほど退屈はしていないのだろうが。それでも、長い。話す側の夫人のエネル…

有意義な時間の使い方

例えば、昭和四十年代のベストセラー本である「頭の体操」(多湖輝:かつては光文社のカッパノベルズであったように思うが、現在は知恵の森文庫から発刊されているらしい)のようなリズム感ととっつきの良さというのもパズル本として売れる条件なのではあろ…

男たちは北(西)へ

走れメロス!? 自転車盗み300キロ激走も力尽き御用 http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090610/crm0906101100007-n1.htmどちらかといえば、ほのぼの系の部類に入りそうな三面記事。 同署によると、●生市から●島県内に住む弟に会うため、約20日間…

ムーアの法則

米国の大統領2010年予算案のうち、NSF(National Science Foundation :アメリカ国立科学財団)関連予算の中に、『ムーアの法則を越える科学工学技術』という項目がある。 ムーアの法則とは、謂わば集積回路(IC)の性能向上に関する指標のこと。 (wikiより) …

恨むんだったら法律と籤運と日本人であることを恨むべき(但し、恨んでも浮かばれることは決してない)

先般、我が国で新たな裁判員制度が開始されたことに伴い、メディアにおいて、数々の批判的な見解の内容を目にする。その数が非情に多いので、今回は特定をしないが、大体は「自分が選ばれたら正直困惑をするだろう」→「果たして制度としてうまく回るだろうか…

バリウム飲む前にげっぷして怒られた

年を取る毎に定期健康診断は憂鬱な代物になっていく。特にここ最近は、毎年、何かしらの検査項目が増えていっているような気がする。被験者に対するサービス充実のつもりかもしれないが、特にそこまで調べ上げていただかなくてもわたくしは結構で御座います…

サイモン・シンの新作

サイモン・シンの著作を初めて読んだときは、久方ぶりに心の中の或る部分が感動したこと自体に感動をした記憶がある。小説を読んだときに共鳴をする心の中の或る部分とは異なる部分の胸の高鳴りである。 無論「フェルマーの最終定理」がその作品ではあるが、…

啼かないで、チャリ坊

英国皇太子の経営する企業が扱うインキチ・デトックス商品の新聞記事について語った件について(3月16日付け「美容院で「プリンスのような髪型」と注文したら斬新なドレッドパーマではなく、きっちり七・三の刈り上げにされてしまうか?」参照のこと)、'vo…

マニュフェストという契約書に騙された場合の対処方法としてはリコール手続きがあるがそういうことをすると一切合切ぐじゃぐじゃになるのが必定ではあるがそれも仕方あるまいの巻

公約通りに、東京湾横断道うみほたるの通行料金を800円に値下げすることを決定した関東某県の新知事。 それを聞いて、迅速な対応であること、とまず思い、値下げ対象はETC積載車に限るという話を次に聞いて、あらまあ、と思ったところに、値下げに伴う公団の…

住みよいまち

http://www.toyokeizai.net/business/regional_economy/detail/AC/87bf229cee62b003b9d64b2b8962579d/page/2/ ふむふむと『住みよい街ランキング』なるものの一覧表(上位30傑の都市)を覗き込んでいたのである。 まず初めに思ったことは、「一度も住んだ…

また蜂の話かよ

薫風香る五月も過ぎ。日増しに緑が生き生きと感じられる今日この頃、わたくしは如何お過ごしのことでしょうか…と言うと、まったくいつもと変わりない。 緑生き生きは殊程左様に結構な話であるが、難儀な虫類も活動を活発化させる。イラとかヒルとか…思い出す…