数学

御茶餅(正確な発音は、おぢゃもぢ)

STRAIGHTSTATISTICSというHPの家主であるナイジェル・フォークスという英国人ジャーナリストがいる。表題の如く、数字を読み解くことを主題として掲げたHPではある。BaDSCIECEの小ネタ版といったところか、その中のブログからの一篇を紹介。 http://www.stra…

テニスボーイの憂鬱

いつもの古書チェーン店で105円文庫コーナーの棚の前に立って、いつものようにぼんやりと本を物色していたわけである。 書店では往々にして見かける光景ではあるが、立ち読みや物色で棚の前空間を独占的に占領し、鎖国制度を決め込む御客様も多い。そういっ…

当世授業風景

兵庫県方面に全国的にその名の知られた中高進学校があるが、そこでは、通常の中学生が三カ年で学ぶ中学数学を中学一年で終わらせ、中学二年から高校二年までの四年間をかけて高校数学のカリキュラムを履修するのだそうである。有名な話らしいが、そちら方面…

IQ140:頭の柔軟性とはどういうことか

「Petals Around the Rose(バラの花びら)」というパズルを行ってみた。 http://www.borrett.id.au/computing/petals-j.htm 5回サイコロを振って、その出た目からある法則(数値)を導き出すというパズル。 5つの目を基にして難しい四則演算に陥ることが…

数学入門(初中級編)

前回取り上げた『数学でつまずくのはなぜか』(小島寛之)(8月29日付け「数学入門(中級編)」参照のこと)に引き続き、同著者の『無限を読みとく数学入門』(角川ソフィア文庫)を読了。 本書テーマ内容である「無限」に関する理解度合の難解さの割に、著…

数学入門(中級編)

<矢野健>ばかり読んでいたんでは、現代の数学事情にはおよそついてはいけまい。しかし、素人頭に専門書は些かちんぷんかんぷんであるし、髭の秋山某御仁のお話ではどうも本質的な数学センスというものがピンとは感じられない(←素人頭がたいそうな発言では…

合理主義のようにみえて実はそうでない

http://www.cnn.co.jp/fringe/CNN200906240017.html 議員選挙の決戦はサイコロとくじ引きで サウス●コタ州 原宏一の小説「かつどん協議会」という作品集の中に、万事国政を籤引きで決めてしまう『ロトクラシー』なる奇天烈政策を公約に掲げる北関東方面の爺…

「ご奉公」という言葉自体の意味が大変希薄になってきているこの御時世に

昔懐かしい矢野健太郎翁の算数・数学に纏わる随筆集を愉しく読んでいたところ、翁自身が大学院を志望する際の挿話に心弾かれた。 翁の相談を受けた当時の学舎の恩師がこういう趣旨を述べている。 「君は学部生の頃にさえ、世間の臑を囓って甘えてきたのだか…

It's time for homework.

先般、「有意義な時間の使い方」(6月11日付け参照のこと)において、最後に提示したパズル問題についての解答を敢えて示さなかったのであるが、わたくし自身の頭の中できちんと整理され、理解されているかどうか怪しくなくもないので、やはりこの際、わ…

有意義な時間の使い方

例えば、昭和四十年代のベストセラー本である「頭の体操」(多湖輝:かつては光文社のカッパノベルズであったように思うが、現在は知恵の森文庫から発刊されているらしい)のようなリズム感ととっつきの良さというのもパズル本として売れる条件なのではあろ…

もう中学生のドリル(数学) 覗き見

何々?!【問1】 互いに平行な線分l,mがあり、これらと直角に交わる線分nがある。それぞれの交点をA,Bとする。 点Aから線分mに向かい任意の直線m'を引き、m’とmとの交点をCとする。また、点Bから直線m’と交差するように線分lに向かい任意の…