2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

また、蚊の話かよ…(諸君、うんざりしなさんな)

あの悪の軍団ショッカーが今般、一大政党を結党し、そのマニフェストとして、日本全土の征服に加えて、ゆとりある老後生活と仮面ライダーをお茶くみ係にすることを広言しているそうであるからして、世の中は平和である。 そういう世の中も結構悪くないかも……

悪夢再び

蒸し風呂のような茹だる真夏の夜。家路への帰途につく坂道の途中で、「この坂…下るよりも上った回数の方が多いんじゃないかしら。」などとうだうだ下らぬ事を考えながら、わたくしは長い坂道を上っていたのである。 ふと気付くと、わたくしの前を若そうな二…

マニフェストはイタリア語。イタリア人の公約。

***** 7月30日(木)追記 早速いの一番の当事者(現野党第一党)軌道修正である。修正は悪いことではないが、余りに方向性が矛盾していた。やはり、常識的に考えてアウフヘーベンは無理であったということのようである。 http://www.nougyou-shimbun.ne…

マニフェストはイタリア語。イタリア人の公約。

「中庸でお行儀が良い」と先日、評してみた現野党第一党のマニフェストであったが、巷の声から判断するに、どうやらそうでもないらしい。 尤も、例えば、温室効果ガスの排出量を2020年までに25%(1990年比)減らすとした目標に対して、「できっこ…

あなたはどの世代?①「Q,Q,Q,おばけのQ〜♪」②「あのね、Q太郎はね〜♪」③「クエースチョン、クエースチョン、君は誰?♪」

2009年7月。待ちに待ったというか、大願成就というか、夢のようなというか、『おばけのQ太郎』の復刻版が漸く発刊をされたのである。 USAからの実施権許諾番組『クイズ百人にききました』において、「日本を代表する国民的アイドルといえば誰?」という…

開票までの40日間を持て余しているのは攻勢の野党ではなくメディアのほうであった

マニフェストではないということであるが、その基になる政策集というものが民主党から出たらしい(本日のマニフェストとともに漸く党のHPに掲載された)。 http://www.dpj.or.jp/news/?num=16667 例えば、税制改革などは、国民のほとんどが利害関係に直接関…

美味礼賛

「全国まずいものマップ」(清水義範:筑摩書房)のバスティーシュさ加減がわたくしは好きなのである。最近の世の中の傾向からすれば、過激さを好む向きにはもう少しハチャメチャな味付け加減を所望する者もあるやもしれないが、こういった嘘偽りに塗り固め…

贔屓eyes

(ホワイトハウスの定例記者会見より) MR. GIBBS: So we told the President as we were leaving the school that Buehrle had taken a no-hitter into the ninth inning, and he was excited. On the drive to the plane he learned in the car via e-mail…

ぎゃふんと行こうぜ

『生物多様性を理解する』というそのものずばりの表題のコラムが目に飛び込んできて、相変わらず懐疑的な言説を繰り返している当人(→つまり、わたくし)としても、新しい視点を知ることができるかもしれぬと、海女サンさながら喜び勇んで海に飛び込んでみた…

バーモント州の名物料理(嘘八百)

カレーライスの食べ方というものに拘ってみたい。偏屈な老人の戯言のようで吾ながら何だかなあという後ろめたさがなきにしもあらずではあるが、この際、ショッカーの大幹部宜しく、肩に力を入れて、一席ぶってみよう。 オシャレなお店でカレーライスを注文す…

肉食系婆

梅雨が明けた途端のうだる暑さの中でひいひい言いながらも、周囲を見渡して「何かが足りない?」と思い悩んでいたら、ハタと気付いて、それは夏の音であった。 2,3日前から漸く蝉の声が聞こえ始めて、気付いた。決して心地よい音ではないが、うだる暑さに…

名医の前でわたくしは「少しくらい治りが遅くなってもいいですから、もうちょっと診察費をマケてくださるわけにはいきませんかね」と食い下がってみたい

『医学は科学ではない』というセンセーショナルなタイトルの新書が一時期書店の棚を賑わせていたことを思い出すのであるが、時にあれを読んで、「成る程、さもありなん」という部分と、「いやはや、相容れませんな」という部分とが混在したことを思い出す。 …

サツマイモ掘りが幼稚園の恒例行事となっているのは、栽培しやすい上に探り掘りが愉しいからなのです

そのサツマイモの話題。 http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090702/biz0907021547002-n1.htm サツマイモを空中栽培? 中国で特許登録 記事を読んで、筑波博の養液栽培のトマトの木を思い出した(話の通じない世代が…)。 このサツマイモ栽培方法。…

Bad Science

科学者Ben Goldacreの名物コラム「bad science」。ガーディアン紙にも定期連載をしている。 http://www.badscience.net/ 彼のwebsiteの中から話題を1つ。 ◆スティーヴ・コナーは怒れる男だ(2009.7.1) 我々は今晩、パブで会合を催すこととしている。どなた…

鉄の魂

脱力系に近い三面ネタ。特急通勤内での犯罪記事である。 http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090715/crm0907151243012-n1.htm ●武鉄道の特急電車のトイレに、トイレットペーパーを詰まらせたとして、警視庁●草署は器物損壊と偽計業務妨害の現行犯で、●…

英国が成る程保守的な土地柄であるということがある意味でよく実感できる報道記事

英国内では結構有名らしい、農薬による健康被害に関する訴訟騒動。 訴えた側の反農薬活動家の名前がよく知られているということだろうか(写真で見る限り、文明的健康的な華やかな身なりの女性ではある)。ガーディアン紙(2009.7.7)より。 http://www.guardi…

定額給付金から見えてくるもの

定額給付金について、6月下旬時点でほぼ86%の国民に支給が行き渡ったというオカミの公表資料を見ていて、この《86》という数字を高いと見るか、低いとみるかは兎も角として、聞きしに勝る大変な事務作業ではあるのだという思いを新たにした次第である…

日本って…

連日のうだるような猛暑の中で、本日の話題は、頭歯利。政治記事(英国インディペンデント紙)。 ◆総理大臣に侮辱された日本国民が報復を開始した肥りすぎ、ホームレス、高齢者。麻生太郎は、彼らを侮辱し怒らせてきた。40年にも亘る長い間、日本の政治を支…

23時間58分遅れの通勤電車

大都市圏に住んでいると、朝夕の電車の遅れは日常茶飯事である。人口過密の代表的弊害と言っても良い。 鉄分やCa不足が原因なのか、それとも、人間の器そのものが小さくなってしまったのか、こうしたアクシデントに対して、プチ切れやすい乗客の皆様が少なか…

超音波ネタばかり取り上げていると、いつかキカイダーが愛想を尽かして逃げ出してしまうかもしれない

『超音波で若者退治』という相当に眉に塩を盛ったっぽい話題を以前取り上げてみたが(当該関係者諸氏が未だに真剣にこれに取り組んでいる最中であると思われるので、露骨に蔑まない配慮は持っておきたいと自制しつつ)、目を転じてこちらの方はというと、い…

猿の王国界隈

「『目の前の1羽のカモの幸福を考えるより、その1羽のカモを含む生態系の幸せを願う』ということは一体どういうことなのだろうかと考えてみる」(7月11日付け)の回のおしまいのところで、ぽそりと「猿の王国が大都市近郊に出現したりなんかして」という…

『目の前の1羽のカモの幸福を考えるより、その1羽のカモを含む生態系の幸せを願う』ということは一体どういうことなのだろうかと考えてみる

個人的嗜好から、大都会に棲息する身近な野生生物の話題を何回か取り上げているついでに、このNational Geographic誌の記事もやはりピックアップをしておこうか。 http://www.nationalgeographic.co.jp/animals/special_article.php?special_topic_id=1&epis…

book on

いつもの全国チェーン古本屋に寄り道をして文庫本の書棚コーナーを漁っていたところ、傍にいた2人の店員の話声が聞こえてきた。 1人の新人店員にもう1人の方が仕事のやり方を教えているらしい。オン・ザ・ジョブ・トレイニングというやつか。どうやら、書…

若者の想像力、そしてそのリアリティ

米国科学アカデミーと技術アカデミーが、技術開発や技術革新をテーマにして、毎年実施している「全米学生エッセイ・コンテスト」。 2009年の御題は「想像してごらん(Imagine That!)」。 高学年の部の第一席は、テキサス州在住の女子高校生Qingliu・ヤン嬢…

ぶたぶたこぶた

◆可愛いコブタたちが研究室から逃げ出した (ロスアンゼルス・タイムズ紙:2009.6.6)農学系の研究者達は、ヒトの健康目的の研究用として用いられる家畜が余りに過小評価されている資源であると主張する。そして、彼らはさらに多くの政府研究資金を望む。 白…

野生の王国、あるいは、素晴らしき世界旅行のようなもの

久しぶりにTVのリモコンというものを夜半に手にして、某CHの『飛び出せ科学くん』を観た。以前に、わたくしがオープニングの回をいたく評価したあの番組。(4月14日付け「テレビの中に」参照のこと) 今回のテーマは、東京都内に棲息する意外な水生生物を…

代議士の皆様が雛壇の上で切歯扼腕をする前に

そう遠くないという将来(分かり易く言い換えれば、「近々」)に予定されている総選挙において、対立軸というまでには議論が相当程度に熟しているとは到底思えないが、一つの分かり易い選択争点のテーマとして「官僚政治の打破」が掲げられている。 'change'…

下宿考

下宿といえば、と或る夕暮れに、夕餉の食卓に添えようと魚を一匹、一人で焼いていて、突然何だか無性に悲しくなってきて、暮雨だの涙が止まらなかったあの台所の風景をまず思い出してしまう。。。 。。。とまれ、わたくしが学生の頃に初めて下宿をしたその場…

水菓子考

最近は、「コンフィチュール」とか「コンポート」とか、何だか意味のよく分からぬ御洒落な言葉で着飾って、さもハイカラなマドモアゼルぶりよろしく振る舞っている果物たちではあったが、例えば、テーブルの上にある果物が傷んできたときの大原則は、煮る。…

合理主義のようにみえて実はそうでない

http://www.cnn.co.jp/fringe/CNN200906240017.html 議員選挙の決戦はサイコロとくじ引きで サウス●コタ州 原宏一の小説「かつどん協議会」という作品集の中に、万事国政を籤引きで決めてしまう『ロトクラシー』なる奇天烈政策を公約に掲げる北関東方面の爺…