2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

頭が固すぎるのは誰?

時にわたくしが身体の不調を訴え、お医者様のもとに伺うとした場合、わたくしは身体(なかんずく身上:しんしょう)を預ける患者の立場から、お医者様を信頼したい。 藪医者や偽医者の類は、真平御免被りたい。 分かりやすい例え話として、「氣やオーラで癒…

百鬼園先生は如何に

偶には時事ネタである。 「世界初、ペットのクローン犬誕生」とある。 http://backnumber.dailynews.yahoo.co.jp/?m=43573&c=scienceクローン技術は、植物で言えば、挿し木や芋植えのようなものだから、動物でそういうものがあっても特に驚かないし、気にな…

色彩都市

松本竣介の絵画が好きである。 くすんだ茶と青の色調の都会の理性と知性と孤独を表した作品が気に入っている。 そのくすみに対して、暗いと評する人もいるが、じめじめ、もやもやした陰花植物的なものでは決してない。青年期に必ず付随する乾燥した孤独性と…

おじゃる

東●ハンズで「ギガプリン」というものを見かけた。 20人分の巨大プリンの素(製作キット)なのだそうである。 開発者はきっと自分の子供時代の夢を実現させるべく、確信犯的に狙ったに違いない。大人になって子供の頃の夢を実現するというのは、大変美談の…

一杯所望致す

わたくしが住む街のキーステーション(主幹駅)の半径300メートル以内に、総勢およそ20余軒には及ぶであろうラーメン屋さんが林立・散在する。 昨今の人為的作為的ブームとはいえ、この街にそれほどのラーメン需要があるものなのかと半ば驚き、呆れつつ、し…

むしめずる

子供時代、昆虫は一種の財宝だった。 夏が来るのが待ち遠しかった。春三月、四月。雪が消えて、草木が芽吹いてくるのに、昆虫の姿がどこにも見えないことをたいへんもどかしく思った。 そういう記憶を強く残している。常夏の住人には分かるまい。夏の夜は近…

めずらしいむし

むしのはなしの2話目である…… 当節、夏休みを迎えて、イトー(※イトー●ーカドーの事)の玩具売り場辺りに行くと、ケースに入れられた昆虫類が大量かつ壮観に並んでいたりする。 お約束である日本産のミヤマ、ノコギリクワガタ、カブトムシの人気者に混じっ…

ALL YOU NEED IS MONEY

1万円のお札が手許にあるとする。 これを誰かに売ろうと思うのだが、1万円より高く買ってくれる人は居まい。 また、わたくしも1万円よりも安く売りたくなど毛頭ない。 而して、1万円のお札は1万円で取引される。 1万円のお札の価値はきっぱり1万円な…

わたくしが持っている賞状の数

巷間、実に様々な賞が溢れている。文学賞は本屋さんや特定の書店員が選ぶ賞まで出てきたし、M1からはR1が派生し、今後はさらにT1(トリオ部門)やQ1(4人以上;超新塾や玉川カルテットなどがこれに該当する)といったコンテストも生まれるかもしれない。こ…

空も飛べるはず

夢の中で(という条件を強調した上で)、わたくしは空中遊泳ができる。 現実の世界でそんなことが出来ると広言するのは詐術士以外の何者でもないし、かれらのひけらかす証拠に対しては、当の本人に対してではなく、写真撮影に関する技術革新にこそ賞賛の声を…

九月になれば

最近メディアへの露出が再び増えた感のあった俳優、水谷豊であったが、昔からの彼の活動と出演作品を知るファンにとっては、当たり役である「相棒」の右京警部シリーズよりも、もっと優れた適役があるのにと歯噛みしたい気持ちになろうものである。大昔観た…

アメリカよ。

米国籍を持っているわけではないので、かれら米国民のような高揚感を共有するというところまでは難しいが、第44代オバマ大統領の就任演説は、素晴らしいものであったと日本人であるわたくしでも感銘した。何よりも国家に語りかける(国家という枠組みを通じ…

オトナノ恋

たいへん若い時分は、恋愛小説の類にそれほど夢中にはならなかったような気もする。 ましてや大人の恋愛を対象にした小説に対しては、ある種の拒絶反応が強くはたらき、全くといってよいほど食指を示さなかった。 いつ頃からか、抵抗なくこうした小説が読め…

ウメカニズム

数多の漫画あれど、楳図かずおがわたくしは大好きである。 世の中には彼を崇拝するカルトフリークファンが数多く存在するとは聞いていたが、じっさいに専門サイトなどを覗くと、これほどまでのものなのかと驚き、呆れ、そして感心させられる。わたくしも高校…

セシルはセシル

電車の中で、ベリー・ショートカットの若い女性を見かけた。ふと思った。今でも、ああいう髪型を「セシル・カット」と呼ぶのだろうか。ジーン・セバーグのことを思い起こす。若い人には記憶の外にいる女優さんかもしれないが、わたくしの生まれるそのまた昔…

15の春

受験シーズン。わたくしも遠い過去に経験をした15の春。 おそらく…おそらくというしかないほど、遠い過去になってしまって、本当は実感を持てずにいるのだけれど、重圧に押しつぶれそうな当事者たちのおもいは、きっとたいへんなものがある はず。それはそ…

本はともだち

諸般の煩わしさを鬱積させてしまいがちな通勤時間に、こころを開放させてくれる読書は、欠かせない。 せんに、「ねぼけ署長」(山本周五郎:新潮文庫)、そして「黒いハンカチ」(小沼丹:創元推理文庫)をつづけざま読了。 ともに、終戦直後から昭和30年代…

今日から、そして明日から

静謐に、そして森閑と 思索と良識 低空飛行こんなコンセプトでしょうか 音楽が欠かせません♪じゃあ、第1回目を飾るオープニングの曲はALONE AGAIN(ギルバート・オサリバン)