15の春

受験シーズン。わたくしも遠い過去に経験をした15の春。
おそらく…おそらくというしかないほど、遠い過去になってしまって、本当は実感を持てずにいるのだけれど、重圧に押しつぶれそうな当事者たちのおもいは、きっとたいへんなものがある はず。

それはそれとして、現在の高校ランキングというものを眺めてみた(中高一貫を除く)。そして、考えた。

http://momotaro.boy.jp/html/zennkokuhennsati.html

ここに示された一覧は、正規分布で見れば、おそらく右側の3σとか2σあたりの上位高校なんではないかと思うのだったが、当然わたくしの母校は見当たらない。
そしてまた、それはそれとして、思うのは、ここに含まれる高校の多くが三大都市圏に集中しているのだなということ。

こうした都会の高校群は、需要(人口)が多いがために、高校の細分化が激しいのではないかと一考察をしてみた。
例えば、わたくしの田舎では、旧制の由緒ある名門高校に入学できる子たちは、全国トップレベルの偏差値70の子もいれば、60そこそこの子も許容範囲になる。いろいろな水準の子供たちが集まる。その高校全体で見れば、平均値は中間値となる。これに対して、都会の高校は、多くの高校で序列化される結果、偏差値70の子は、70レベルの高校に、60の子は60レベルの高校に集中する。
都会の子は受け皿(高校の選択肢)が多くてありがたいような反面、同レベルの子で競い合うため、ケアレスな失敗が決して許されないのではないか、と。
遠い過去に思いを致しながら、今日の考察。

そして、今日の音楽♪

「IN MY LIFE」(伊豆田洋之)