自分の子供に名前を付けるときは他人様に嗤われんようにせないかんよ

ふしだらに白状をすれば、やんちゃ盛りの青少年少女のやんちゃな行状に関する三面記事は、何故かほのぼのとしていて愉しい。決してお近づきにはなりたくない相手ではあるけれども、反省し更正され立派な大人の仲間入りを果たされんことをまずもって祈りたい。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090616/crm0906161218024-n1.htm

●田区などを集団で暴走し、蛇行運転などの危険な運転を繰り返したとして、警●庁交通執行課などは道交法違反(共同危険行為など)の疑いで、●田区などで活動する暴走族構成員の少年26人を逮捕した。同課によると、少年らは全員容疑を認め、「警察のカメラは性能が良く、マスクをしても顔が分かってしまう」と勘違いして、マスクの下にアルミホイルを巻いて暴走していた。
逮捕されたのは●田区の暴走族「●口鍾馗(しょうき)」「●池台流勇都(ルート)弐拾(にじゅう)豪鋭斗(ゴースト)」と●川区の「渡美ー頭(トミーズ)」、●黒区の「無法」の15〜18歳の少年26人。

で、「マスクの下のアルミホイル」というのも、確かに非常にほのぼのとはしているが、わたくしが心奪われたのは、最後に記述されている彼らのチーム名についてである。
「無法」とか「鍾馗」は、よくぞそんな単語を探してきたねと感心させられるのであるが、「豪鋭斗」をゴーストと読ませるのは相当に苦しくはないのだろうか。「鋭」は確かに「するど(い)」とは読むが、「す」とは読まない。わたくしが考えてあげるのだが、「豪酢斗」じゃ口が酸っぱくなりすぎか。あるいは所帯染みていていけないか。アルミホイル好きなら所帯染みても赦されるんじゃないか。では、「豪同盟罷業」ではどうか。誰もゴー・ストと読めないか…。
極めつけは「渡美ー頭」だろう。トミーズという読み自体に反権力的・暴力的な匂いをあまり感じさせないが、それはそれとしても、この漢字文字のあてぶりは一体何なのだ。「渡美ー頭」。「渡」も「美」も「頭」も何だか無理矢理っぽくないか。それぞれの漢字があまりイカした表意文字とは思えないのであるが、どうしてよりによってこの漢字をチョイスしたのか。渡辺●美さんとかいうお方がヘッドだったのか。そして、最大の謎は、「美」と「頭」の間にある一本線…。これはどう読めばいいのだ。ここだけカタカナなのか。そういう注釈を是非付けてくれないと読みにくい。というか、何でこの一本線が必須なのだ。この一本線は、長く表記すればするほど恰好いいのか。
嗚呼。とことん、ほのぼのしてしまいそう。


本日の音楽♪
「ロマンス」(ガロ)