彼女を川に連れて行って川の水を飲ませる方法(但し、無理矢理飲ませようとすると警察に通報されます)

ガーディアン紙(12月10日付け)の意見欄にこうした主張が掲載されている。 内容は特に目新しいわけでもないが(正直わたくしゃ厭きた)、日本と同じように、科学的な根拠はさて置き(※さて置いてきたというのに、主張の根拠(言い訳)として科学的な物言い…

茶わん蒸しの中身。百合根が入っているかどうかとか、ナルトが入っているかどうかといった話ではありません。

家人と連れ立って歩いていると、イチョウの雌雄の見分け方を知っているかと突然尋ねられた。 銀杏の実がつくほうが雌の樹であることから、あのクサイにおいが周囲に立ちこめていれば近辺に雌のイチョウの樹が存在することはとうの昔から知っている。しかし、…

汝は画れり

道州制に関する市民シンポジウムにて。 会場からの質問に答えるパネリスト。 ◆質問者A「道州制によって、世の中がどのようによくなるのでしょうか。具体的に教えていただけますか。」 ◇パネリスト「私達の生活を巡る行政上の決め事が中央である国で一律的に…

御茶餅(正確な発音は、おぢゃもぢ)

STRAIGHTSTATISTICSというHPの家主であるナイジェル・フォークスという英国人ジャーナリストがいる。表題の如く、数字を読み解くことを主題として掲げたHPではある。BaDSCIECEの小ネタ版といったところか、その中のブログからの一篇を紹介。 http://www.stra…

いきものばんざい

東北地方のと或る地域に、カンガルーが棲息しているのではないかという報道が以前あった。関東地方だったらもっと大きな騒ぎになっていたかどうか分からないまでも、現時点でこのニュースはそこそこ奥床しい状態に納まっている。 そして、以下の記事のコメン…

冬の風物詩

この時節が近づくとこちらの国では毎年のように四十七士が大雪後の深夜の討ち入りへと動員にかり出されるように、あちらの国ではパール・ハーバーの呪怨を忘れないように戒めているようではある。 LAタイムズ紙はお約束の如く、今年も関連記事を。 http://ww…

「このミス」の季節も近い。似たようなものが巷に溢れている。それらランキング本自体のランキングはどうなんだ。

欧米人だからといってユーモアやウィットに富んでいるとは限らないという、何やら冴えない喰えない記事である。 米タイム誌は最新号で、今年最高の発明1〜50位と最低の発明五つを掲載した。最低の発明には「ガスマスクとしても使えるブラジャー」などと並…

漸くヤキソバにまで出世して市民権を得たというのに

http://www.guardian.co.uk/world/blog/2009/dec/04/ufo-hotline-closes-down-mod (仮訳) ◆UFOを見た?国防省に電話をしてはいけない! UFO目撃者のためのホットラインが最近の不景気の犠牲者に… UFO目撃例、あるいは、緑色の小男や宇宙からの侵略者を調査…

にっちもさっちもどうにもブルドッグ

わお。というわけで。 ◆インテリジェント・デザイン(ID論)は生命起源に関する研究から除外されるべきではない 複雑な生物システムは、新ダーウィン派(ネオダーウィニズム)のプロセスによってだけでは説明できないのである。 http://www.guardian.co.uk/com…

ロンド(つづき)

そういったわけで、(約束は果たされるのだ)想定の範囲内の諸相の一つとして、先のID擁護派からの反論に対するID否定派からの間髪入れない再反論である。 http://www.guardian.co.uk/commentisfree/belief/2009/dec/03/intelligent-design-creation-christi…

ローマから船にのってコペンハーゲンに着いた

近所の森の紅葉が美しい。今年は寒暖の差が大きかったせいか、モミジやイチョウの葉の色付き具合も格段によろしいような気がする。東京圏は今が紅葉の見頃である。 「12月が紅葉最盛期」と聞いて即座に地球温暖化の影響を想起し、懸念するのは早計。この地域…

ロシア料理といえばピロシキ。タイ料理といえばカオマンガイ。

http://news.goo.ne.jp/article/diamond/business/2009120308-diamond.html ◆日本食ブームのロシアで横行する“トンデモ料理” ロシアの日本食ブームが変だ。人気が出るのは結構なことだが、その実態は、日本ならば逮捕確実のトンデモ料理のオンパレードなのだ…

英袮、英知 (あるいは、人の数だけ失望があり、それでも明日への希望は膨らみ)

「高度医療が神の領域まで踏み込んでいる」という発言は、ピラニアの群れのいる池に向かって挽肉を散撒くようなものである。 様々な観点で、一部のネット社会では結構な騒動が巻き起こされそうな気がする。 この発言をした西日本のと或るまちの首長は、おそ…

テニスボーイの憂鬱

いつもの古書チェーン店で105円文庫コーナーの棚の前に立って、いつものようにぼんやりと本を物色していたわけである。 書店では往々にして見かける光景ではあるが、立ち読みや物色で棚の前空間を独占的に占領し、鎖国制度を決め込む御客様も多い。そういっ…

読者の忍耐力を試すような記事

それは、LAタイムズ紙から。内容はいたって真面目でまともである。嫌な予感がしたら、途中でも回避すべし。 http://www.latimes.com/news/nation-and-world/la-na-bugman28-2009nov28,0,700401,full.story (仮訳) ◆検死に関する法医学研究での昆虫の利用 …

クラックス再び

ホメオパシーに関する英国議会科学技術小委での関係者が一同に会した公聴会の模様について、先のBAD SCIENCEはほんのさわりだけであったが(11月28日付け「不機嫌なファンダメンタリストたち」参照のこと。)、同僚イアン・サンプル記者の手により、ガーディ…

新川和江

学生時代の愛蔵版「恋人たち」。池田浩彰の装丁画もお気に入りだった。 誰も知らないだろうと思っていたら、この詩集からの何編かに曲がつけられ、ママさんコーラスの愛唱歌になっているらしい。 銀座・十二月(新川和江) 銀座 銀座 十二月 買い物もしない…

さよなら原理

今月はファンダメンタ強化月間とも言うべき集中的な取り上げ方を意図的か結果的か、してきてしまったようだが、その追尾を飾るべきニュースをスイスから。 http://www.asahi.com/international/update/1130/TKY200911290302.html ◆スイス、モスク尖塔の建設…

愛のないふたりが一つ屋根の下で共に暮らさなければならない理由はどこにもない

●ふくれっつらのファンダメンタリスト http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/091126/crm0911261104013-n1.htm ペットショップの店長に因縁をつけて土下座させたうえ、暴行を加えたとして、上●署は25日、強要・暴行容疑で、●都市中●区西●●●ノ内町、無職…

やっぱり不機嫌なファンダメンタリストたち

最近、R.ドーキンズをきっかけに宗教関係の記事に足湯を浸かりに行く機会が増えたような気がする。わたくし。 今回は、NYタイムズ紙のコラム記事。 http://www.nytimes.com/2009/11/26/opinion/26kristof.html?em ◆宗教戦争 (byニコラス・D・クリストフ) …

不機嫌なファンダメンタリストたち

BAD SCIENCEのBLG亭主が大好きなホメオパスを今日も食卓の上に並べてご機嫌である。 (仮訳) ◆本日のホメオパシーに関する英国議会科学技術小委員会について 本日、私は議会(科学技術小委員会)において、ホメオパシー錠剤のMHRA認可、並びに、NHSのホメオ…

はたらくおじさん

TV

以前ここで、わたくしが小さかった頃に、焼き芋屋になりたかったのだよという話を書いたかもしれない(たぶん書いた)。 最近は13歳近辺ジュニア用のハローワークガイド本まであるという、なにかと痒いところにも手が届くたいへん便利な世の中になったわけで…

山型ブレッド、レバペースト、そしてフレッシュグレープフルーツジュース

駅なかのコンコースで呼吸を整えるために、暫くぼんやり佇んでいたら、突然若い女性に声をかけられ、それがフィギュアスケートの美姫ティそっくりであったのだが、どうやら彼女日本人ではないらしく、「アノ、ニホンゴ、、、ワカラナイ、、、×××?」と駅名を…

Quite Breathtaking(なんて、大げさな…)

2009年初冬、当世流行の「事業仕分け」(5年後時点での世間認知度は凡そ不知)において、当該事業に関連する業界団体がWG仕分け人の厳しい御指弾に対して当惑を示す様子がよく報じられていたりするが、政官と業の癒着ぶりを糾弾する構図を支持する多くの諸…

列車に十時間以上揺られて平然と草臥れている、昔の鉄道ミステリの旅情性が好きである

ミステリ好きを自称している手前、鮎川哲也は、おおむねの作品を1回から2回は少なくとも目を通している筈である(しかし、だい作家である●田●夫作品は一冊も完読したことがない、偏向読者の謗りを免れまい)。実写化とは遠い位置にあるかもしれないが、何…

視点

ミステリを愉しむ基本作法の一つに、誰がその文章を書いたのかというポイントが挙げられる。(『著者に決まっているじゃないか』などとすかさず至極当然の突っ込みをせずに今暫くこの文章に目を通していただきたいところである。)つまり、一人称で書かれた…

アフリカの地名をソラで30個言えるか

今日は高専ロボコン帰りである。結果を口走ってしまうわけにはいかないので、それはまた後日。 http://mainichi.jp/select/world/news/20091106ddm041040071000c.html ◇沸騰コーヒー論争 コーヒー豆「シダモ」「イルガッチェフェ」は商標か、それとも単なる…

わたくしが新興宗教の教祖様に祀りたてられる日

高尚なテーマではある。なお、進化論とは関係ない。(わたくしは進化論マニアやアンチ創造論マニアではないので、念のため。ちなみに、ジャンルは異なるが、J・ルメートルは尊敬。) NYタイムズ紙より。 http://tierneylab.blogs.nytimes.com/2009/11/19/how…

後日譚、というか、フォローアップ、というか、補筆

先日、英国民の半数以上が進化論と創造論の両方を授業で教えるべきだと考えているという記事をチェックしたのであるが(11月16日付け「またドーキンスかよと久美子は言った」参照のこと)、そのデータソースはここいら辺りだろうか。 http://www.guardian.co…

人は見た目で騙される

新聞ではあまり報道されていなかったが、先般訪日したオバマ大統領は、お食事会での手土産に「青い薔薇」の花束を受け取っていた。遺伝子組み換え技術で作出され、世界唯一無二の、不可能の代名詞を持つ、青い色素を有し、その不可能を可能にした、あの薔薇…