愛のないふたりが一つ屋根の下で共に暮らさなければならない理由はどこにもない

●ふくれっつらのファンダメンタリスト
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/091126/crm0911261104013-n1.htm

 ペットショップの店長に因縁をつけて土下座させたうえ、暴行を加えたとして、上●署は25日、強要・暴行容疑で、●都市中●区西●●●ノ内町、無職、●井●子容疑者(37)を逮捕した。同署によると、●井容疑者は「店長が悪いからやった」と容疑を認めているという。
 逮捕容疑は、11月21日午前10時半ごろ、●都市上●区のペットショップで、購入した犬がなつかないことに腹を立て、女性店長(38)に因縁をつけて土下座で謝罪させ、右足で後頭部を踏みつける暴行を加えたとしている。
 同署によると、●井容疑者は10月21日に同ショップで小型犬を15万8千円で購入したもののなつかなかったため、店に苦情の電話を入れていたという。

おそらく読者諸兄の多くが「犬のしつけの前に、まず、飼い主のしつけであるわいな。」と思ったこの三面記事。
昨今流行のいわゆるクレーマーに関する事件記事である。今やいかな強気なクレーマーと雖も度を超した行為に及ぶと、このように実名、所在地まで白日の下に曝出されてしまうという大変に厳しい、甘くない御時世なのである。
15万円余の小型犬も被害者といえば被害者。おそらく、「待て」「お手」だけではなく、飼い主からは土下座や謝罪の態度表明なども強要をされて、果ては後頭部を踏みつけられたりしたのではないか。小型犬の心根がねじ曲がっていないことを祈りたい。
以下、一般論→常識的に考えれば、37歳にもなって未だ、「そういった」箍の外れた行為に及ぶのはいっときの激情というよりも、そもそも社会との接し方を大きく逸脱しがちな、終始いかっている人であるわけなので、世間が望むところの改心は容易には望めまい。そうした改心は望めまいが、せめて再び犬を飼ってみようなどとも二度と思われないことを衷心から希望したい(もちろん、猫も亀も蛇もヘラクレスカブトムシもサボテンも決して飼われないことを…彼らは殆ど芸らしい芸は身に付けていないので…)。


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●血走りすぎのファンダメンタリスト
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091126-OYT1T00589.htm

発表では、●川容疑者は16日午後6時30分頃、同市内に住む40歳代の元上司の女性宅を、宅配会社配達員を装って訪問。女性を突き倒してスタンガンを押しつけるなどし、顔や胸などに約1か月のけがを負わせたうえ、その後、「好きだ」などと言って、抱きつくなどわいせつな行為をした疑いで24日に逮捕された。
 調べに対し、おおむね容疑事実を認めているという。
 ●川容疑者は、昨春まで女性が社長を務める会社に勤務し、犯行時は上下作業服姿で赤い帽子をかぶって変装していたという。

被害者の年齢が「40歳代」と曖昧ぽいのが何やら気になるものの、そんな出歯亀視線はこのさいどうでも宜しい。
おそらく100人が百人、こういったシチュエイションで「好きだ」と告られて、「わたしもよ」などとは応じまい。通常のシチュエイションでは例えば戸惑ったり、半分嬉しかったり、もじもじ子さんといった気持ちになることはあっても、(わたくしは経験したことはないが)こういう非情で非常識な場面ではそんなこと言われても怒りしか沸いてこまい。御作法教室ではないけれど、プロポーズの所作を改めて確認させられるような事件ではある。
(もしかして、容疑者は被害者のことを「好きだ」といったわけではなく、こうした犯罪行為に対する感情を吐露したものかもしれない、などと余計に怪しからん想像をしはじめてしまった…)


本日の音楽♪
「キミに贈る歌」(菅原紗由里)