2009-12-01から1ヶ月間の記事一覧

彼女を川に連れて行って川の水を飲ませる方法(但し、無理矢理飲ませようとすると警察に通報されます)

ガーディアン紙(12月10日付け)の意見欄にこうした主張が掲載されている。 内容は特に目新しいわけでもないが(正直わたくしゃ厭きた)、日本と同じように、科学的な根拠はさて置き(※さて置いてきたというのに、主張の根拠(言い訳)として科学的な物言い…

茶わん蒸しの中身。百合根が入っているかどうかとか、ナルトが入っているかどうかといった話ではありません。

家人と連れ立って歩いていると、イチョウの雌雄の見分け方を知っているかと突然尋ねられた。 銀杏の実がつくほうが雌の樹であることから、あのクサイにおいが周囲に立ちこめていれば近辺に雌のイチョウの樹が存在することはとうの昔から知っている。しかし、…

汝は画れり

道州制に関する市民シンポジウムにて。 会場からの質問に答えるパネリスト。 ◆質問者A「道州制によって、世の中がどのようによくなるのでしょうか。具体的に教えていただけますか。」 ◇パネリスト「私達の生活を巡る行政上の決め事が中央である国で一律的に…

御茶餅(正確な発音は、おぢゃもぢ)

STRAIGHTSTATISTICSというHPの家主であるナイジェル・フォークスという英国人ジャーナリストがいる。表題の如く、数字を読み解くことを主題として掲げたHPではある。BaDSCIECEの小ネタ版といったところか、その中のブログからの一篇を紹介。 http://www.stra…

いきものばんざい

東北地方のと或る地域に、カンガルーが棲息しているのではないかという報道が以前あった。関東地方だったらもっと大きな騒ぎになっていたかどうか分からないまでも、現時点でこのニュースはそこそこ奥床しい状態に納まっている。 そして、以下の記事のコメン…

冬の風物詩

この時節が近づくとこちらの国では毎年のように四十七士が大雪後の深夜の討ち入りへと動員にかり出されるように、あちらの国ではパール・ハーバーの呪怨を忘れないように戒めているようではある。 LAタイムズ紙はお約束の如く、今年も関連記事を。 http://ww…

「このミス」の季節も近い。似たようなものが巷に溢れている。それらランキング本自体のランキングはどうなんだ。

欧米人だからといってユーモアやウィットに富んでいるとは限らないという、何やら冴えない喰えない記事である。 米タイム誌は最新号で、今年最高の発明1〜50位と最低の発明五つを掲載した。最低の発明には「ガスマスクとしても使えるブラジャー」などと並…

漸くヤキソバにまで出世して市民権を得たというのに

http://www.guardian.co.uk/world/blog/2009/dec/04/ufo-hotline-closes-down-mod (仮訳) ◆UFOを見た?国防省に電話をしてはいけない! UFO目撃者のためのホットラインが最近の不景気の犠牲者に… UFO目撃例、あるいは、緑色の小男や宇宙からの侵略者を調査…

にっちもさっちもどうにもブルドッグ

わお。というわけで。 ◆インテリジェント・デザイン(ID論)は生命起源に関する研究から除外されるべきではない 複雑な生物システムは、新ダーウィン派(ネオダーウィニズム)のプロセスによってだけでは説明できないのである。 http://www.guardian.co.uk/com…

ロンド(つづき)

そういったわけで、(約束は果たされるのだ)想定の範囲内の諸相の一つとして、先のID擁護派からの反論に対するID否定派からの間髪入れない再反論である。 http://www.guardian.co.uk/commentisfree/belief/2009/dec/03/intelligent-design-creation-christi…

ローマから船にのってコペンハーゲンに着いた

近所の森の紅葉が美しい。今年は寒暖の差が大きかったせいか、モミジやイチョウの葉の色付き具合も格段によろしいような気がする。東京圏は今が紅葉の見頃である。 「12月が紅葉最盛期」と聞いて即座に地球温暖化の影響を想起し、懸念するのは早計。この地域…

ロシア料理といえばピロシキ。タイ料理といえばカオマンガイ。

http://news.goo.ne.jp/article/diamond/business/2009120308-diamond.html ◆日本食ブームのロシアで横行する“トンデモ料理” ロシアの日本食ブームが変だ。人気が出るのは結構なことだが、その実態は、日本ならば逮捕確実のトンデモ料理のオンパレードなのだ…

英袮、英知 (あるいは、人の数だけ失望があり、それでも明日への希望は膨らみ)

「高度医療が神の領域まで踏み込んでいる」という発言は、ピラニアの群れのいる池に向かって挽肉を散撒くようなものである。 様々な観点で、一部のネット社会では結構な騒動が巻き起こされそうな気がする。 この発言をした西日本のと或るまちの首長は、おそ…

テニスボーイの憂鬱

いつもの古書チェーン店で105円文庫コーナーの棚の前に立って、いつものようにぼんやりと本を物色していたわけである。 書店では往々にして見かける光景ではあるが、立ち読みや物色で棚の前空間を独占的に占領し、鎖国制度を決め込む御客様も多い。そういっ…

読者の忍耐力を試すような記事

それは、LAタイムズ紙から。内容はいたって真面目でまともである。嫌な予感がしたら、途中でも回避すべし。 http://www.latimes.com/news/nation-and-world/la-na-bugman28-2009nov28,0,700401,full.story (仮訳) ◆検死に関する法医学研究での昆虫の利用 …

クラックス再び

ホメオパシーに関する英国議会科学技術小委での関係者が一同に会した公聴会の模様について、先のBAD SCIENCEはほんのさわりだけであったが(11月28日付け「不機嫌なファンダメンタリストたち」参照のこと。)、同僚イアン・サンプル記者の手により、ガーディ…

新川和江

学生時代の愛蔵版「恋人たち」。池田浩彰の装丁画もお気に入りだった。 誰も知らないだろうと思っていたら、この詩集からの何編かに曲がつけられ、ママさんコーラスの愛唱歌になっているらしい。 銀座・十二月(新川和江) 銀座 銀座 十二月 買い物もしない…