わたくしのすむまちにもやってきておくれ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090716-00000158-mailo-l45

オキナワキノボリトカゲ:調査団が生態調査、10匹の個体を発見

要約をすれば、九州のとある県内にて沖縄からの外来侵入と思われる表記トカゲを発見。しかしながら、この侵入種。当の沖縄では、絶滅危惧種に指定をされている希少な生物。今回、10人ほどの大の大人が発見地の森の急斜面等を這いずり回り、駆けずり廻って調査をした結果、10匹ほどの表記トカゲを確認。でもって、今後はもう少し多めのトラップを仕掛けて、3月くらいまで引き続き調査を続けた上で、当該トカゲを捕獲するか、はたまた封じ込めるかの対応策を検討します、といった内容記事である。
トカゲ御本人は何も望んでいないのに、外来種絶滅危惧種だというレッテル貼りを勝手にされたものだから、こんな矛盾に満ち満ちた判断が求められるという「儘ならぬ世の中」の典型。いずれにしても、関係者は排他するか逃げ出さないようにするかといった人為的制御に只管拘っているようであるからにして、一言コメントを返してあげるとするならば、虚しい所業ではありましょう、と。
増えすぎてトカゲの森になるもよし、いつの間にか居なくなって忘れ去られてしまうもよし、他人がやたら手を掛けずに置いといて、一体どうなるか観察をして、見極めてみれば宜しいだろうに。


それはさておき、わたくしの住む近所に有名な行列ラーメン店がある。その店の前をいつ通っても客の長い行列は絶えないのであるが、先般、テレビロケが行われ(番組名不明)たようで、それからというもの行列の長さに一段と拍車がかかったような気がする。
ある日、そのラーメン店と道を挟んだ向こう側の歩道を歩いていたところ、わたくしの目の前に突如カナヘビ(本物)が姿を現した。
条件反射的にわたくしは、そのカナヘビを捕獲しようとダッシュをしたのであるが、敵も然る者。道を隔てたラーメン店の行列の方へとテケテケテケと逃げていく。慌てたわたくしは、「ちょっ。ちょちょっ。」と言いながら、カナヘビの行く手を遮り、反対側へと追い込んでいく。
しばしの追いかけっこの末、結局、捕獲はせずに、反対側の緑の多い庭のある方面へと彼を逃がしてやったのであるが、ラーメン待ちのお客さん達は、一人の通行人が突然駆け出して、道路の真ん中でちょっちょ言いながら、ぐるぐる走り回っているのを見て、いったい何が起きたんだとびっくら魂消られたのではないかと思われる。
その後、わたくしは何もなかったように再び歩き出した。


(追記)
無類の動物マニアと思われるのも癪なので、無駄話をば一つ。
最近、家のベランダにつがいの鳩が居座っている。ベランダが糞で汚れるし、クックドゥルドゥルポワポワポーと何かと耳障りなので、発見するや、「しゃあああ!」と激しく威嚇して、彼らを追い出している。しかし、何度もペアで仲良さそうにやってきて、寛いでいる。人間を殊更怖がらないようでもある。平然とタダで居候を決め込んでいる上に、わたくしたちが小馬鹿にされているようで何だか悔しい。何とか寄りつかぬようにする方法はないものか。狼のしッこがいいと聞いたが、高そうだし、臭そうだし。


本日の音楽♪
涙のキッス」(有里知花)