科学研究という名の下にしょうもないことばかりしている象牙の塔の趣味人は緩やかに速やかに昇華されていくべきではないのだろうか?

記者「先生どうもこんにちわ、いつもながら研究活動にお盛んなようで。」
先生「久しぶりだね記者君。こないだの僕のエコ活動の記事は評判よかったよ。これからもどんどんと取材してくれ給え。」
記者「今回は、潜水艦を造られたんだそうで。」
先生「勿論本物じゃないよ。おもちゃみたいな潜水艦なんだけどね。」
記者「一体そんなものを造って、何に使うんですか。」
先生「大学の裏に大きな池があるだろう。あそこの景観再生プロジェクトの取り組みの一環なのさ。」
記者「先生のライフワークであるエコ活動ですね。それで、景観再生と潜水艦とどう関係してくるのですか。」
先生「良い質問だね。実はあの池で最近外来生物が増え始めていてね。その駆除が喫緊の課題なんだ。」
記者「ブラックバスとかホテイアオイとかですね。先生のエコ活動の取材で覚えてしまいましたよ。」
先生「よく勉強をしているね。その通り。そういった外来生物の実態を水中から観察・調査するためにこの潜水艦を開発したんだ。」
記者「へえ、そういうことですか。つまり、外来生物撲滅が目的だったんですね。外来生物って、今、大問題なんですよねえ。」
先生「僕の専門フィールドでもある景観形成上も好ましいものとは言えないな。」
記者「…。それで、その潜水艦の開発にはどれくらいの期間を費やしたのですか。」
先生「1年ばかりかかったかな。一番苦労したのは防水対策だな。モーターにシリコンオイルを詰め込んだ点が工夫したところだ。」
記者「ふうん。それで、ちゃんと動くんでしょうか、この潜水艦。」
先生「ああ。おもちゃのようだと馬鹿にしちゃいけない。デモで実演してみたが、視界良好。藻がプロペラに絡まったりするトラブルはあったりしたがね。」
記者「すると、これから池の中の観察ができるわけですね。」
先生「然り。ハスの根元やブルーギルの卵を早速観察してみようかと思っているところだよ。」
記者「何だか、ワクワクしてきますねえ。」
先生「そうだろう。様々な生物の生活実態をリアルタイムで観察できる。これは革命的な発明だよね。」
記者「外来生物が駆逐されて、エコが進むといいですね。」


※このやりとりは全くのフィクションであり、上記の登場人物、発明品は実在しないが、創作にあたり参考とした情報を念のため記しておくこととする。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090907-00000025-kyt-l26


本日の音楽♪
「虹の彼方に」(ジュディ・ガーランド