謎は人間の中にこそある

「犬派」だとか「猫派」だとかの他愛ない話は、血液型性格判断と同じで戯けたテーマなので、スイカ味チョコレイトと同じくらいまったく個人的興味は沸かないが、それとは無関係に、本日は犬の話題を取り上げてみる。
すると、そこへ、「犬でも猫でもどうでもいいがな。とにかく、足の臭いが一番じゃが。」という人間が突然登場をする…

◆女子生徒の上履きなど74足盗難「気持ち悪い」
 ●都府京●辺市の市立●辺中で、げた箱から女子生徒の上履きなど74足がなくなっていたことがわかった。●辺署が窃盗事件として捜査している。
 同校の●下●一教頭は「こんな事件は初めてで気持ち悪い。目的も分からず、生徒も保護者も不安がっている」と話した。


確かにこんな事件は気持ち悪かろう。被害に遭われた関係者の心中をお察しする。
だが、一言申し述べさせていただければ、その不安の原因は、犯行目的が判然としていないことにあるのではない。
目的は、それはもう明瞭、明確に、はっきりとしている。
誰が何と言おうが、犯人は、臭いフェチに間違いない。
どうしてメディアはその点をはっきり指摘しないのだろうか。臭いフェチが市民権を得ていないから?
永遠に市民権など得られるかどうかはともかく、彼らの存在自体は、NASAに登場頂くまでもなく、空飛ぶ円盤以上に定かなものがあるだろう。
臭いフェチにどういった流派や縄張りがあるのかはとんと不作法ではあるものの、大きく分類すれば、体臭派か。それでもって、さらに中分類として、こういう靴下こもり系臭いを好む一派もいるのだろうな、おそらく。(小分類以下の詳細は流石に承知しない。)
気持ちが悪いとすれば、そういった常人には計り知れない性癖を持っていることそのものであり、万が一仮に、「蓼食う虫も好き好き」とそうした性癖を達観できたとしても、その性癖がどんどんエスカレーションして傷害行為等に及ばないかという不安がつきまとうのであろうと推測する。
いずれにせよ、74足の上履き靴である。相当に臭う筈だ。
犯罪対策専門集団の警察であれば、お手の物だとは思うが、犯人追跡の鍵は臭いにあるのだとわたくしは思う。
妙な煙の上がる焚き火の傍でうっとりしている輩が居たら、それは怪しい。
あるいは、臭いを追跡すべく、警察犬に登場願えば一網打尽ではなかろうか。
それとも、あまりの臭いに警察犬のほうも「ちょっと今回だけは勘弁してくれませんかねえ」と尻込みをしてしまうのだろうか。


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◆警察犬試験6度目も涙、めげずに訓練「き●子」
 警察犬の試験に落ち続けても、めげずに訓練に励む姿が人気を集める●川県の丸●警察犬訓練所の「き●子」(雌、7歳)が17日、同県丸●市であった6度目の試験に臨んだ。
 訓練士の川●智●さん(25)とコンビを組み、5枚の布から、事前にかいだのと同じにおいの1枚を選ぶ「臭気選別」にチャレンジ。昨年は4問中2問を当てたが、今年は1問も正解できず、不合格に。
 「き●子」を主人公にした映画が来夏にも全国で公開予定。訓練所側は来年も挑戦させることにしており、「あきらめずに頑張って」と期待をかける。