いけてる主婦

外国のアニメや漫画には詳しくないのだが(知っているのは、「シャザーン」や「スーパースリー」とか)、シンプソンズファミリーのお母さんであるマージ嬢がプレイボーイ誌の表紙を飾るということで、海の向こうでは話題になっている(なっていない?)。
米国の典型的中産階級のお母さんの象徴がマージ嬢なのだそうである(当たってる?)。

http://news.yahoo.com/s/ap/20091009/ap_on_en_ot/us_playboy_marge_simpson

(仮訳)
◆オー・マイ・ゴッド!
 マージ・シンプソン嬢は、夫のホーマーが嫌がるかもしれないが、長男のバートが学校一の人気者になるような何かをしてみようと決断したのだった。その試みとして彼女は、プレイボーイ誌の表紙モデルになる。
 マリリン・モンローシンディ・クロフォード、そして巨乳だらけの女性達を表紙に登場させて凡そ半世紀余、プレイボーイ誌は、この度漫画キャラクターを初めて登場させることとした。
 プレイボーイ誌は、「ザ・シンプソンズ」を主役モデルとして、データやインタビューを交えながら2ページの見開き記事を用意したのである。
 同誌編集長であるジェームズ・イェリネクは、10月16日に新聞売場に攻勢をかけんとする11月号の中で、マージ嬢が一体どのような姿体を披露してくれるのかその詳細を語ろうとしない。あの青い髪の大きな固まりをどうするのかについても、だ。だが、「超イヤラシク際どく仕上がっていますよ。」と彼は期待を持たせる。
 あまり関係はないのだが最も若いところでは小さな赤ちゃんを抱えるこの3児の母は、さぞかし鼻が高かろう。
 「彼女は、漫画形式による衝撃的な前例になるでしょうね。」金曜日、シカゴの雑誌編集部で、彼は、嬉しそうな驚きを交えた表情でこう答えた。
 2006年以降315万部から260万部へと発行部数が激減したプレイボーイ誌は、マージ嬢を表紙に登場させて、購買中心層が35才である同誌において、より若い読者層を引きつけつつ、年配の読者層を離さないよう企図した。
 「私たちは、これが20代読者への真のアピールに繋がるものだと考えているのです。」と、プレイボーイ社のスポークスマンであるテレサヘネシーが答える。
 マージ嬢を新聞売場で売られる雑誌だけの表紙に登場させて、プレイボーイ・バニーちゃんの形をした椅子に座らせることで、11月号をコレクターアイテムにすることも同誌は狙っている。電媒加入者は、より多くの従来の表紙モデルをゲットすることができる。
 「何かを得るために人々をわざわざ新聞売場まで行かせるなんて、今どきのデジタル時代には、とても珍しいことなんでしょうけれどもね。」イェリネクが言う。
 プレイボーイ誌は、過去20年間の間にたった1回だけしかなかった1,200もの共同経営店舗のセブンイレブンにも配送された。
 「私たち、マージのこと、本当に大好きなの。」と、セブンイレブンのスポークスマンであるマーガレット・シャブリスが口を開く。
 同誌の表紙は、マージ嬢のように、黒人女性が正確に同じポーズで微笑んで表紙に登場した1971年以来、もう一つのことを思い出させてくれる。
 「私たちは、読者全員が何に興奮するのか分かっているの。」ヘネシーが答える。
 イェリネクは、慣例を破って、マージ嬢を表紙に登場させることが十二分の意味をなしているのだと言う。一つには、テレビ番組の20周年を祝う記念行事であること。そして、もう一つのエピソードがあるのだと言う。それは、「マージ嬢は、すべてを請け負ってしまう。」彼女あるいは少なくとも彼女のファン達は、プレイボーイ誌に対して不安を抱いていない。
 おそらく最も重要なことは、同誌の創設者であるヒュー・ヘフナー翁が喜んでくれるだろうということである。
 イェリネクが言う。「彼は、シンプソンズの大々ファンだからね。それに、実際に彼はシンプソンズに出演しているだろ。」


日本では、どうか。あたしンちのお母さんが平凡パンチのグラビアを飾ったら、おそらく誰も決してページをめくろうとはしない。まつ子さん(ののちゃんのお母さん)然り。バカボンのママでは、どうか。美人でいけてるけど、何だか、哀しいかな。読者以上に、バカボンのパパが悲しむかもしれない。


本日の音楽♪
「イン・ア・メロー・トーン」(チコ・ハミルトン)