牛に轢かれて

久々の三面記事ネタ。今回は、大好きな?英国からのニュース。
http://news.nifty.com/cs/world/worldalldetail/reuters-JAPAN-111898/1.htm

◆牛に踏まれる死亡事故多発、英農業組合が注意喚起
2009年8月26日(水) ロイター
 英国では過去2カ月間に牛に踏まれたことによる死亡事故が4件以上起き、全英農業者組合(NFU)が注意を呼びかけている。 

牛は怖いぞ。彼らはとても臆病な反面、キレると見境いがない。ヘタに刺激をしたり、驚かせたりはしないほうがよい。それに加えて、彼らの図体はとても大きい。斜め後ろに無防備に立ったりするのは極めて危険な行為である。彼らにしてみれば軽くふりほどくか、こづいたつもりで、「ちょっと邪魔なのよ、どいて」とばかりに、後足で軽く蹴られただけで、大変な目に遭う危険性がある。英国では、今回、その不運の確率が偏ってしまったということだろうか。記事に拠れば、関係団体はこういって警告をする。

同組合は、子牛が近くにいるときに犬を連れて前を通ると、牛が攻撃的になり襲いかかる可能性があるとして、牛の群れの近くを通る場合には、犬をリードから外して身を守るようアドバイスしている。

犬を放して身を守れ???…犬を手放すのは判るが、身を守れとは具体的にどういった行動を想定しているのであろうか。逃げる?ゴッド・大山のように真正面から素手で立ち向かう?闘牛士のように身を躱す?いずれにしても、牛の機嫌を損ねないようにすることが大事であり、機嫌を損ねたら、牛追い祭り宜しく、一目散に逃走するしかないような気がする。したがって、というか、そうであればこそ尚更、牛の傍に近づかないというのが忠告のまず第一番目の大原則になりそうな気がするが。彼の国ではそうもいかないらしい。
続けて。

6月には、目の不自由なブランケット元内相が、盲導犬を連れて同国北部のピーク・ディストリクト国立公園を歩いていたところ、牛に襲われて肋骨(ろっこつ)を折るけがを負った。

全くお気の毒としか言いようがない。

英国には750万頭の牛がいるが、今夏の事故を除けば、過去8年間で牛の関係する事故で死亡した人は18人のみだった。

いずれにせよ、今年は厄災の年(チャリ坊の母が言うところの「アヌス・ホリビリス」)であったというのが本日の結論である。
ちなみに日本ではどれくらいの頭数の牛が飼われているのか。蘊蓄も兼ねて、小学生の夏休みの宿題宜しく、わたくしはせっせと調べてみた。本年2月時点で、乳用牛150万頭、肉用牛292.3万頭。併せて約450万頭弱となる(豚は約990万頭)。英国よりは牛密度が少ないとは言え、道の角でバッタリ鉢合わせしたり、ということが皆無とは言い切れまい。ゆめゆめ気をつけるに越したことはない。


本日の音楽♪
「Twinkle Star」(HALCALI