HER NAME IS 染井吉野

相変わらず何を言いたいのかよく分からないM紙の科学記事ではある。
いっそのこと点数を付けて送りつけてやろうかとも思ったが、町の何処かでばったり会って気不味くなるのも嫌なので、止めた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090317-00000058-mai-soci
ソメイヨシノ>危機迫る…無理な植樹、謎のこぶ、高齢化
 日本の春を彩るソメイヨシノ。だが、無理な植樹や粗末な扱い、地球温暖化で危機が忍び寄る。これからも花見を楽しむことができるのだろうか。

今暫く修行を積み、出直していただくこととして(当然、花見期間中も勉学に勤しむべし)、今回、この記事への論評には敢えて及ばない。
そこで、わたくしも4月1日には未だ早いが、桜に関する科学的虚構蘊蓄を一つ披露したい。


全国に桜の名所数多くあれど、観光客や宴会客やらが多すぎて、花見帰り際に、「他人様の後頭部ばかり見てきたようだよ」と理髪師紛いのぼやき声も聞かれるところである。
かように花見好きの日本にあって、できるだけ少ないオーディエンスの下で名花を愛でたいという贅沢な思いを抱いておられる殿方婦人への蘊蓄である。


桜の樹一本当たりの許容オーディエンス人数というものは、比較的容易に想像ができようか。
而して、桜の樹とオーディエンスの間には相関関係があり、これは何とゴンペルツ(シグモイド)曲線にて表すことが可能である。

Xを桜の樹の本数(名所の規模)、Yを適正オーディエンスの人数(観光客数)とした場合、
   Y=K*a^b^X 
K、a,bは定数、a<1,0